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~マスク着用による肌荒れについて~
2020年も残りわずかとなりました。
今年は、これまでと環境が大きく変化し、マスクを日常的につける機会が増えました。
マスクを長時間着用するようになってから、ニキビ・ かぶれ・かゆみ などの肌トラブルが増えた方も多いでしょう。
今回は肌のトラブルを起こさないために、正しいマスクの選び方やスキンケアでの気をつけたいポイントをご紹介します♪
◆マスクの着用で肌荒れする理由
【乾燥】
マスクの中は蒸れているから水分はたっぷりあると思いがちですが、マスクを外した直後は肌表面の水分が蒸発します。 そのため肌が乾燥し、肌荒れにつながります。
【摩擦】
マスクの繊維と肌がこすれることによって、摩擦が生じて肌のバリア機能が低下します。すると通常は刺激にならない物質が表皮に入り込んで炎症が生じ、赤みやかゆみ、小さなプツプツが発生する湿疹ができます。
【蒸れ】
会話・咳・くしゃみなどで飛んだ唾液による雑菌がマスク内で繁殖してしまい、肌荒れの原因になることがあります。
マスクの中は高温多湿のため雑菌が繁殖しやすい環境です。
一日の中で、午前と午後 2枚のマスクを用意し、昼食後 歯磨き・メイク直し後にマスクを新しいものと交換すると良いでしょう。より清潔に保てるので おすすめです。
その方の肌質により、何に反応を起こす体質なのかは 人それぞれに異なります。ここまでマスク生活が長期化するからには、何種類かのマスクを着用してみて、ご自分の肌質に一番合ったマスク選びをする必要があるでしょう。
◆マスクの選び方策
【ガーゼマスク】
マスクの素材は一般的に、天然素材の綿でできているガーゼマスクがお肌に優しいと言われていますが、ガーゼが何重にも重なっており 蒸れやすいのがデメリットです。暑い夏には不向きと言ってよいでしょう。ガーゼマスクをされたいようでしたら、通気性の良いガーゼのマスクで、肌触りの良い柔らかい素材のものを選んでくださいね。
また一度使用したら洗濯をして、清潔に保つようにしましょう。使用していくうちに縮んだり、ゴムの部分がゆるくなってくる事がありますので早めに新しい物を用意しておくと良いでしょう。
【不織布マスク】
不織布のマスクは、基本的に使い捨てタイプになる事と飛沫防止効果が高い事から、より衛生的であると言えるでしょう。
同じ不織布のマスクでもプリーツの入った物と、プリーツなしの立体裁断のタイプがあります。
プリーツタイプが一般的に多く販売されていますが、鼻・口元付近への摩擦が多くなるデメリットがあります。
立体裁断タイプですと、鼻・口元への摩擦が最小に抑えられ、口紅やリップクリームを付ける事も可能です。もし不織布のマスクをお選びになる際には、立体裁断タイプをお探しになると良いでしょう。
【ウレタン製マスク】
ウレタン製マスクの特徴は、まず形が立体裁断であること。そしてカラーバリエーションが多彩で、特に若い方には人気のマスクです。しかし、飛沫防止効果は今ひとつ結果がよろしくないようで、飛沫はマスクを多く通過してしまうのが現状のようです。
ポリウレタンが原材料に使用され、安全性に疑問視の声が上がっていますので、あまりおすすめはできないしょう。
【マスクのサイズ】
マスクのサイズは顔の大きさよりも小さいと、肌を擦って刺激になります。着用した時に鼻から顎までが隠れるくらいの大きさで、ゴムや紐の部分が耳に擦れて痛くならない程度のものがおすすめです。
◆マスクを着用するときは
ニキビは摩擦によって生じやすいという特徴があります。
マスク本体を肌に乗せてから耳掛け部分を着用したり、メイク下地として保湿効果に優れたクリームを使用すると、皮膚を保護してくれるので摩擦が軽減されます。
◆スキンケアでのポイント
汚れや雑菌の付着による肌荒れの対策として、まずは洗顔をしっかり行い、肌を清潔に保つことが大切です。
そして、肌の乾燥を防ぐためには、何より保湿のケアが大切です。朝晩のスキンケア時には、化粧水でたっぷりの水分を補ったあと、乳液やクリーム等で大事な水分が逃げないようにケアしてください。
また、日中もマスク着用により、肌は激しい乾燥に見舞われます。昼食後などのメイク直し時に
ティッシュオフ→ミストタイプの化粧水で保湿→乾燥部位に保湿クリームをポイント付け→メイク直し→新しいマスクに交換 の手順で、保湿+メイク直し+マスク交換を行うと、午前中の乾燥と雑菌をリセットでき、とても気持ち良くなりますよ。
いかがでしたか?
マスク着用が必須な今だからこそ、生活環境に合ったスキンケアや対策を行うことが大切です。
肌のバリア機能を高めることで、マスクの長時間着用による肌への刺激や肌荒れを軽減させることができます。
今現在、 肌トラブルがないという人も油断せず、いつも以上にお肌を労わり、環境の変化に負けないうるつや肌で 新しい年を迎えましょう♪