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睡眠と肌の関係
「スキンケアはしっかり行っているのに、肌の調子が良くならない・・・」と感じたことはありませんか?
その肌の不調には、“睡眠”が関係しているかもしれません。
「睡眠不足はお肌の大敵!」と言われるくらい、睡眠は、肌の健康と深い関わりがあります。
今回は、具体的な睡眠と肌の関係についてお伝えします♪
■睡眠と肌の関係■
私たちの肌は、一般的に、約28日で生まれ変わると言われています。
表皮の一番奥にある基底層から新しい皮膚細胞が生成され、それが上へ上へと押し上げられて、肌の表面に出てきます。
やがて、それが垢や古い角質として剥がれ落ちて、新しい細胞と入れ替わっていきます。
このような肌の代謝のしくみを「ターンオーバー」と呼びます。
このターンオーバーを促す役割を果たしているのが「成長ホルモン」です。
成長ホルモンは、身体の修復や再生をする働きがあり、骨や筋肉を強くするだけでなく、肌や髪、爪なども健康に保ってくれます。
成長ホルモンの分泌が特に活発になるのは、入眠から90分後の、最も眠りの深いノンレム睡眠と呼ばれるタイミングです。
睡眠時間がしっかりとれていなかったり、睡眠の質が悪かったりすると、成長ホルモンが分泌されにくくなります。
成長ホルモンの分泌が不十分だと、ターンオーバーのサイクルが乱れ、古い角質が重層化し、肌荒れやニキビ、吹き出物などの肌トラブルにつながる原因となります。
また、夜になると、脳にある松果体という場所から、「睡眠ホルモン」とも呼ばれるメラトニンが多量に分泌されます。
メラトニンは、眠気を催すとともに、成長ホルモンの分泌を促す役割を果たします。
そしてメラトニンには、強い抗酸化作用があるため、シワ・しみなどの原因になる「活性酸素」から体を守る効果も期待できます。
このメラトニンがしっかりと分泌されると、ぐっすりと眠ることができ、成長ホルモンの分泌が活発になり、肌のターンオーバーを正常化させることができます。
そのために、睡眠の質を高めることが大切となります。
睡眠の質を高めるには、睡眠時間を意識するほかにも、生活習慣や就寝前の行動を見直すことも重要です。
まずは、睡眠の質を下げるNG習慣についてお伝えします。
✖ 就寝前にやりがちなNG習慣 ✖
①カフェイン・アルコール・冷たい飲み物を飲む
カフェインと、冷たい飲み物は、寝付きが悪くなると言われています。
アルコールは、寝付きやすくなるものの、眠りの質を落とすため、夜中に目を覚ましやすくなるので控えるようにしましょう。
一度就寝前の飲み物を見直し、飲むタイミングにも気を配るといいでしょう。
②スマホ・パソコン・テレビを見る
強い光は、脳に強い刺激を与えます。
また、電子機器の画面からは、ブルーライトという特殊な光が出ており、目に入ると頭が覚醒し、寝付きや眠りの質を低下させます。
やむなくパソコン作業などをする場合は、ブルーライトカットのメガネをするのがオススメです。
③激しい運動をする
激しい運動を行うと、興奮と覚醒状態になり、目が冴えた状態になります。
ランニングや筋トレなどの息が上がるような運動は、就寝の3時間前までに終わらせるようにしましょう。
次は、具体的な睡眠の質を上げるコツについてお伝えします。
◇質の良い睡眠のコツ◇
①温かい飲み物を飲む
温かい飲み物を飲むと、体が落ち着き、リラックスした状態になります。
また、牛乳には寝付きを良くし睡眠の質を高める効果があると言われています。
★オススメの飲み物★
・ホットミルク ・ホットココア
・白湯 ・生姜湯
②室内環境を整える
寝室の室温は、夏は25℃前後、冬は15℃前後、湿度は通年50〜60%が理想とされています。
季節に合わせ、エアコンや加湿器などを上手く利用して、室温・湿度を調節しましょう。
また、就寝中も、人はまぶたを通して光を感じています。
そのため眠る際には、部屋を真っ暗にするのが理想です。
暗闇が苦手という方は、暖色系の間接照明などを活用し、直接光が当たらないように工夫してみてください。
③リラックス効果を高める
入浴の際は、ぬるめのお湯にゆっくりと浸かるようにしましょう。
そうすることで、体が芯から温まり、リラックス効果が期待できます。
また、就寝前の心地よい音楽・アロマ・ホットアイマスク・軽いストレッチなどは、体がリラックス状態になり、より寝付きが良くなるためオススメです。
いかがでしたか?
美容というとスキンケアを一番に想像しがちですが、外からのお手入れとともに、インナーケアとして、睡眠の質を高めることはとても大切です。
寝る時間や睡眠の質を意識し、肌のターンオーバーを整えることで、美肌をキープしていきましょう♪